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お彼岸とお盆は、お墓参りに訪れる代表的な時期で、お寺や霊園に訪れる方々が増える期間です。
お彼岸とは
仏教では悟りの世界を「彼岸」といい、その反対側の煩悩に満ちた世界を「此岸(しがん)」といいます。彼岸は西、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む時期は彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。そのため、お彼岸には春彼岸と秋彼岸があります。それぞれ、春分の日と秋分の日を中日として、その前後の3日を合わせた7日間をいいます。
お盆とは
正式には「盂蘭盆会」といいます。先祖の霊があの世から帰ってきて家族と過ごし、また帰って行くといわれています。お盆には、家族・親戚・知人が集まってご先祖様の霊を迎えます。また、提灯に火をともしてお墓にお参りをし、灯明をつけて夕方に家族でご先祖を家に向か入れる風習があります。
カロートとは、お墓の墓石の中で遺骨を納めるところ(納骨室)のことです。
従来は墓石の下に作られましたが、近年は、地面より上につくられるケースもあるようです。大きさは様々ですが、5~6個の骨壷が納められる、1立方メートルぐらいのものが多いようです。
カロートは石製、コンクリート製が多いですが、底の半分あるいは一部は土になるようにつくられたものもあります。これは遺骨がいっぱいになったとき、古いものから土に還していくことを想定したものです。
カロートがいっぱいになってしまって、底がコンクリートで土に還せない場合は次のような方法が一般的です。
(1)別にお墓を作るか、永代供養墓に一部を移す
(2)遺骨を粉砕して粉末状にして容量を減らす(遺骨を粉末にすることに抵抗がある方がいるかもしれませんが、仏教としては問題ありませんし、散骨などでは必ず、手元供養でもたいていは粉骨にするものです)
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